以下は、記事「トラブル急増の「リースバック」危険性を荻原博子さんが指摘!」(2025/06/06 11:00)の要約です。
少しは参考になれば幸いです。
—————————————-
☆リースバックの概要と急増するトラブル
リースバックとは、自宅を売却した後に賃貸契約を結び、同じ家に住み続ける仕組みです。最近、このリースバックに関するトラブルが急増しており、国民生活センターへの相談件数は2019年度の24件から2024年度には239件にまで増加しました。特に、契約者の約7割が70代以上の高齢者であることが問題視されています。
☆トラブルの発生原因
トラブルの多くは、営業員が自宅の買い取りを持ちかけることから始まります。高額買取を示唆するチラシが配布されることもあり、これが契約を促す要因となっています。営業員は、売却によって老後の資金が豊かになる、固定資産税が不要になるなどのメリットを強調しますが、実際には以下のような重大なデメリットが存在します。
☆リースバックのデメリット
1. 買いたたきのリスク
リースバックでの買取価格は、周辺物件の60~70%に設定されることが多く、例えば3000万円の物件が1800万円で買われることもあります。このため、固定資産税や住宅ローンがなくなっても、実際には大きな損失を被る可能性があります。
2. 賃貸契約の不安定性
多くの業者が「定期借家契約」を結ぶため、契約期間が終了すると退去しなければならない場合があります。利用者は「死ぬまで住める」と誤解していることが多く、契約内容を十分に理解せずに決断するケースが見受けられます。
3. クーリングオフの適用外
リースバック契約はクーリングオフの対象外であり、一度契約すると解除が困難です。特に高齢者は判断能力が低下していることが多く、急かされて契約を結ぶことが多いです。業者の中には、クーリングオフができないことを説明しないケースもあります。
☆今後の展望と注意点
現在、リースバックを扱う業者は約10%ですが、今後扱いたいと考える業者が25%もいるため、リースバックの市場は拡大する見込みです。業者が「終活の一環」として勧めることもありますが、実際には「良心的な家賃で自宅に住み続けられる」という話は信じるべきではありません。特に、結論を急がせる業者には注意が必要です。
☆☆結論
リースバックは一見魅力的に見えるかもしれませんが、実際には多くのリスクが伴います。特に高齢者にとっては、慎重な判断が求められます。契約を結ぶ前に、十分な情報収集と家族との相談が重要です。
—————————————-
(了)
